今日の工場は、BMWのE46の328iの
診断などが行なわれています。
BMWの3シリーズの中でもかなり沢山売れたモデルですが
だいぶ年数が経ちますので街で見かけることは減ってきましたね。
今回はエンジンの調子が悪いということで
修理のご用命をいただきました。
エンジンのチェックランプも点灯していてかなり振動も出ている状態です。
結論から言うと、定番のイグニッションコイルの故障でした。
2番シリンダーのイグニッションコイルの不具合で
完全に失火している状態でした。
エンジンのコントロールユニットにも
2番シリンダーのミスファイヤのフォルトが入力されています。
こう言った場合の診断方法としては、
一番確実で簡単なのがイグニッションコイルを付け替えるという方法です。
もしテスト用のイグニッションコイルがあればいいですし
そう言ったものが無い場合でも、2番と3番を入れ替えて
フォルトコードが入力されるシリンダーが変わるかどうか
というふうにチェックしてみればイグニッションコイル不良が確認できます。
可能性としては、スパークプラグの不具合や
コイルに繋がるハーネスやカプラーの不具合でも
同様の症状で同じフォルトコードが入力されたりもするので
診断の段階では必ずどこが原因になっているのかを
明確に確認しておくようにしたいですね。
また、不具合特定後の部品交換をする際は
失火しているシリンダーのコイルだけでなく
できれば全数交換しておくようにしたいですね。
他のシリンダーのイグニッションコイルも
同じ年数、同じ走行距離を経てきているので
近いタイミングで同じ故障が起きても不思議ではないですし
実際にそう言った事例も散見されます。
その都度、工場に入庫させて診断からやるのも
時間とコストがもったいないですからね。
当然ですが、直接失火の原因になっていない場合でも
スパークプラグも劣化しているようであれば同時に交換しておきましょう。
できるだけコストを抑えて効果的にメンテナンスを行なうためには
まとめて行える作業はまとめてやってしまうようにしましょう!
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