ポルシェ955カイエンターボ、
こちらの車両はクーラント漏れの修理でご入庫いただきました。
9月に入ったとはいえまだまだ暑い日が続いていますので
水周りの修理も多数ご依頼をいただいています。
今回は走行中にメーター内にクーラントの警告表示が出たので
冷却水が漏れているのではないかということで
診断のご用命をいただきました。
ただ、ご自宅の駐車場などでクーラントと思われるような
色の付いた液体が垂れている様子はなかったとのこと。
ご入庫時にクーラントは減っていましたが
確かに下へ垂れてくるほどの多量の漏れではないようです。
カイエンではクーラント漏れの事例が多く
その原因となる主な箇所はいくつかありますが
この車両はクーラントサブタンクから漏れが発生していました。
カイエンだけでなく、輸入車では定番の修理ポイントですね。
タンクの所々に白く乾いた結晶のようなものが見られますが
これがクーラントが滲んで乾いた跡です。
漏れが微量だったため、下まで垂れてくる前に蒸発して
なかなか気づきにくい状況になっていました。
特にカイエンは、クーラントサブタンクがエンジンルームカバーで
覆われるような位置に設置されているため
あえてそこをチェックしようとしてエンジンルームカバーのフタを取らない限り
なかなか目に付きにくい状態になっているので
それも警告が出るまで気づかなかった要因にはなっています。
このように、車の不具合というのは
初期の段階ではなかなか気づきにくい状況も多く
また、メーターに警告灯やエラーメッセージが出た段階では
すでにある程度故障が進行しているケースも多くあります。
走行中のトラブルは安全面だけでなく
コストや時間など様々な面でも影響が出ますので
できるだけ故障に早い段階で気づくためにも
きちんと法定点検を実施しておくようにしましょうね♪
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