ポルシェ996カレラ、バッテリー上がりでご入庫いただいています。
ここのところ水冷ポルシェのご入庫を多数いただいていますが、
そのなかでも996のご入庫は比較的多いですね。
今回はバッテリー上がりということで、バッテリー単体のチェックから
充電系統の測定などを進めていきます。
バッテリーは念のため測定はしますが、
一度上がってしまったバッテリーは
新品に交換しておいた方がよいですね。
一度完全放電してしまうと、充電しても100%まで戻らなかったり
再放電しやすくなったりと完全には元通りにはならないケースが多いので
充電してとりあえず使えるようになったとしても
その後のバッテリー上がりのリスクを考えると交換をお勧めします。
そして、今回のバッテリー上がりの原因ですが、
996で比較的多いオルタネーター不良、、、ではなく
プラス端子の配線不良が原因でした。
オルタネーターは正常に発電しているものの
配線が錆びて導通抵抗が大きくなり電圧降下を起こして
バッテリーの充電電圧が低くなっていたという状態でした。
バッテリー上がりという一つの症状をとっても
オルタネーターが原因の場合もあれば
今回のように配線が原因という場合もあります。
また、純粋にバッテリー本体の不良(内部ショートなど)
というケースも稀にありますので、よくある故障事例がある場合でも
診断の際は可能性のある箇所は全てチェックしておくことが大事ですね。
バッテリー上がりは起きてしまうとそこから動くことができなくなってしまいます。
自宅でならまだしも出先で発生してしまうと非常に困るトラブルですので
日頃からこまめにバッテリーと充電電圧のチェックをしておくと共に
古くなったバッテリーはできるだけ早く交換しておくようにしましょう!
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