こんにちは！今日の工場はポルシェのカイエンSの整備などが行われています。
2005年の955のカイエンなので初期のモデルですね。
今回は法定12ヶ月点検のご用命をいただきました。
年数の経つモデルではもちろんですがそうでなくても
安全に良い状態で乗っていくためには定期的な点検整備は欠かせません。
法定12ヶ月点検は車検と違って受けないと走れなくなることはないので
実施していない車両もよく目にしますが
法令で義務付けられている点検であり
車両の状態と安全を維持するためには必ず必要な点検なので
忘れずに実施しておきましょう。
法定12ヶ月点検は、基本的には記録簿の点検項目に沿って点検を行なうのですが
もちろん車種や年式によって壊れやすい箇所は違いますので
規程の点検項目以外のウィークポイントなども含めて点検を行なっていきます。
そういったウィークポイントは、状態に応じて予防整備として
故障が起きる前に手を入れてあげると安心して乗ることができますね。
その他にも、走行テストやテスター診断を行ない
トータルで車両の状態を細かく把握していきます。
車検や法定点検で重要なのは、まずこの「車の状態を知る」ことにあると思います。
もちろん消耗部品交換や油脂類交換などの追加整備をやることは大切ですが
当然追加整備をやるとなれば費用が掛かってきますし
費用がかさむことを敬遠して法定点検を実施しないケースもあるのではないかと思います。
点検をはあくまでも状態をチェックするためのものなので
点検をしただけでは車の状態に変化はありませんが
それでも車の状態が分かっていて乗るのと
全く分からないで乗っているのとでは安全に対する意識も違ってきますし
今後のメンテナンスの予定も立ちます。
走行に支障が出てきそうな箇所が見つかれば
その時点ですぐ整備出来なかったとしても
整備が終わるまで乗らないという選択肢も生まれてきます。
点検をして車の状態を知るということは
それだけでも安全を守るためにとても有効なメンテナンスになりますので
法定12ヶ月点検は必ず実施しておきましょう！
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