輸入車、外車の修理や車検はカレントテックセンタ

メルセデスベンツ 2000年 W220 S320 エンジンチェックランプ点灯

今日の工場はベンツS320の

エンジンチェックランプ点灯の診断などが行われています。

エンジン不調などの症状は特に出ていないということで

今現在確認できる現象はエンジンチェックランプの点灯のみとのこと。

実際にご入庫いただいた時点でも特に不調症状はありませんでした。

ということで、まずはテスター診断を行なって故障メモリーを見てみると

エンジンチェックランプの点灯原因になっていたのは

触媒の下流側についているO2センサーでした。

O2センサーとは、排気ガス中の酸素量を検知するセンサーです。

物が燃える時は酸素が使われますが、

もちろんガソリンがエンジン内部で燃焼する時も酸素が使われます。

したがって、排気ガスの残留している酸素量を測ることで

エンジン内部でのガソリンの燃焼が上手くいっているかどうかが分かるのです。

そして、エンジンを制御するコンピューターは

このO2センサーからの信号をもとにして

より最適な燃焼が行われるように燃料噴射を微調整するのです。

つまり、このO2センサーが故障してしまうと

燃料噴射の微調整が狂ってしまい

燃費が悪くなったり排ガスが濃くなったりしてしまいます。

O2センサーの故障の場合エンジン不調などの症状は出にくいですが

環境負荷は確実に増大するので

車両にとっては重要な部分ということで

故障するとエンジンチェックランプが点灯するようになっています。

この車両を含め多くの車両の場合は、

触媒の上流側と下流側にそれぞれO2センサーがあり

比較的熱による影響の大きい上流側のO2センサーが故障することが多いのですが

今回は珍しく下流側のO2センサー不良でした。

センサー交換後はリセットとテスト走行、排ガスの測定なども行ない

どこにも異常が出ていないことを確認して修理完了。

何か警告灯が点灯した時、不調症状などが出ていない場合でも

そのまま乗り続けると別の故障の引き金になることもありますので

チェックランプが点灯した場合はすぐに対処しておくようにしましょう!

 

<ご案内>

弊社ではメーカー、車種、年式問わずどんなお車でもご入庫いただけます。

また、一般修理や整備、車検、法定点検以外にも

板金塗装やカスタム、オーディオ、車両の販売、買取、

パーツの販売、買取、保険など車に関することなら何でも承っております。

各メーカーに対応した診断テスターも完備しており

消耗部品交換などの一般的な整備だけでなく

トラブルシュート作業にも対応しておりますので何でもお気軽にご相談ください!

10年以上の古い車しか買い取りません!!