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ポルシェ 1993年 993 911カレラ 充電不良修理

こんにちは!今日の工場はポルシェ993カレラの

オルタネーターオーバーホールなどが実施されています。

この993は法定12ヶ月点検でご入庫いただきましたが

点検の中でバッテリー充電電圧の低下が見られたため

詳細に診断をしたところオルタネーターの出力不良が確認されました。

ここで注意しておきたいのは、

必ずしもバッテリー充電電圧の低下=オルタネーター不良

とは限らないということです。

オルタネーターの出力電圧が正常であっても

ハーネスの劣化などによる抵抗値増大が原因で

バッテリーターミナルに来る充電電圧が低下することもあります。

したがって正確な診断をするためには

バッテリーターミナルに来ている充電電圧の測定だけでなく

オルタネーター直後の出力電圧もきっちりチェックしておくことが重要です。

オルタネーター本体の端子はアクセスしにくいケースが多いですが

正確な診断をするためには必要な作業ですね。

また、空冷ポルシェの場合はオルタネーターの手前に

大きなファンが取り付けられていますが

このファンのベアリングの状態も同時にチェックしておきましょう。

ベアリングにガタやゴロつき感が出ているようであれば

オルタネーターを取り外すのと同時に交換しておくようにしましょう!

同時に整備できるところや分解作業が重複するようなところは

いっぺんに作業するのが時間とコストを節約するコツです!

 

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