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ポルシェ986ボクスター 2001年 ポジションスイッチ不良によるシフト固定

今日はポルシェ986ボクスターの修理について書きたいと思います。

986というのは初代のポルシェボクスターの型になります。

その後は987、981、718と続き718が現行モデルになりますね。

ボクスターは水冷になってからのモデルではありますが

911と同様にポルシェの定番モデルとして非常に人気があります。

現行はもう4世代目になりますが、初代の986ボクスターも

まだまだ元気に活躍している個体の多いモデルですね。

さてさて、今回のご依頼内容はミッションの不具合についての修理でした。

こちらの車両はティプトロになります。

走り出したら変速せず、どうやら2速か3速で固定になっているようだとのこと。

ご入庫後に確認してみると、お伺いした通り変速せず

シフトはエマージェンシーモードで固定されており

メーター内のシフトインジケーターランプも点滅しています。

もしかしたら、全く同じ状態を経験された986オーナーの方も

いらっしゃるかもしれませんね。

症状からある程度の予測はつきましたが、確実に修理するためにも

きちんと手順を踏んで診断を進めていきます。

まずはテスター診断をすると、案の定マルチファンクションスイッチの

故障メモリーが入っていました。

実際に部品を取り外して動かしながらテスターで実測値を見てみると

レバーは動いていても実測値が変化しません。

つまり、スイッチ不良ということですね。

テスターではマルチファンクションスイッチという名前で出ていますが

インヒビタスイッチとかニュートラルスイッチなんて言うこともありますね。

要はATのシフトレバーの位置を検出するパーツですね。

このような感じで、ミッションの脇に取り付けられています。

ちょっと分かりにくいですね。

取り外すとこんな形の部品です。

仕組みは単純な部品ですが故障すると走行が困難になるので

とても重要なパーツでもあります。

故障の初期の段階では、シフトインジケーターランプの点滅や

時々エマージェンシーモードになる、といった感じで

常時ではなく散発的に症状が出ることが多いので

一度でも今回のボクスターのような症状が出たら

すぐに修理をしておきましょう!

 

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