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ポルシェ 1992年 911 964カレラ2 走行中加速時のカンカン音

今回のブログでは異音修理のご紹介をしたいと思います。

車両はポルシェの964カレラ2、空冷の911で非常に人気のあるモデルですね。

空冷ポルシェの醍醐味をしっかり味わうことができる一方で、

パワステやエアコンなどの快適装備も充実してきた年代ですので

964は空冷ポルシェのなかでも人気の高いモデルです。

今回は、走行中に異音がするということで修理のご用命をいただきました。

音は加速中に発生、カンカンカンカンという乾いた金属音がするとのこと。

実際にテスト走行をしてみると毎回ではないものの

確かに加速時にエンジンルームからカンカンカン、もしくはカラカラといった

乾いた金属音が聞こえてきます。

もう少し時間を使って音の出るタイミングを調べていくと

どうやら加速時以外でも音は出るようです。

停止状態でも音の出る状況がつかめましたので

工場内で音を確認しながらエンジンルーム内をチェックしてみると

どうやら音はクーリングファンの周辺から出ているようです。

空冷ポルシェは画像のようにエンジン上部、エンジンルームの中央に

エンジンを冷却するためのクーリングファンが鎮座しています。

このクーリングファン周りから音が出ているようです。

エンジンを回しながらファンの回転を見ていると少し振れているようですね。

早速ファンを取り外してチェックしてみます。

ファン自体は取り外すとこのような感じになっています。

外したファンをよく見てみると・・・

もう一枚目のファンの画像でおわかりでしたかね(^-^;

マジックで印をしたところを中心に削れたような跡があります。

どうやらファンの内側に取り付けられているオルタネーターと接触して

カンカン、カラカラという音が出ていたようです。

併せて、ファンの羽の淵もハウジングに接触していたようですね。

修理方法としては交換となりますが、ひとまず応急処置として

接触部分を少し削って接触しないように加工します。

交換部品はファンとベアリング、合わせて劣化していた各ベルトとプーリーも

交換させていただくこととなりました。

ですが気になるのは、なぜファンが他の部品に干渉してしまうのかということ。

理由は二つ、一つはファンの中心のベアリングのガタつき、

もう一つはファン自体の変形です。

実はこのファン、素材がマグネシウムなんです。

マグネシウムと聞いてピンときた方もいるかもしれませんね。

そう、あのオイル漏れの原因で有名なタペットカバーと同じ素材なんです。

長年の使用により少しずつ部品自体に歪みが生じ、

それに相まってベアリングのガタが出たことで

周辺部品に干渉するようになってしまったようです。

今回は周辺部品のダメージはかなり軽度だったため

原因となっているファンの交換という形で対処させていただきました。

今回のそもそものご依頼のきっかけとなった異音、

車の故障はこういった「音」でサインが出てくることがよくあります。

比較的わかりやすい音やわかりにくい音、

常に音が出ている場合や特定の状況下でのみ音が出るケースなど

車によって状況はざまざまですが

重要なのはやはりすぐに対処しておくということですね。

症状が初期で軽ければ修理範囲も最小限で済みますので

乗っていて何かいつもと違う音や挙動を感じたら

すぐに専門の工場に相談しておきましょう!

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