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メルセデスベンツ 2005年W203 C55AMG シフトダウン時に変速ショック→ATF交換

こんにちは。

今日のブログではCクラスの変速ショックの修理の模様を

ご紹介させていただきたいと思います。

今回ご入庫いただいたのはW203のC55AMG。

Cクラスのコンパクトな車体にAMG55のV8エンジンを積んだ

モンスターマシンと言って過言ではないモデルですね。

Cクラスのハイパフォーマンスモデルは年代問わず人気ですね。

ご入庫のきっかけは減速時のシフトショックを感じたからとのこと。

特に3速から2速に下がるときに感じやすいとのこと。

弊社でもテスト走行をして確認してみると、お伺いした通り

減速していくとシフトダウン時にガツンとシフトショックが感じられます。

ショックの度合いとしてはそこまで酷い訳ではありませんでしたが

それでもしっかりと体感できるレベルではあり、

信号待ちなどで減速するたびに感じるのでとても気になりますね。

テスター診断では特にトランスミッションに関しての故障コードは無し。

ということでATFの状態を確認してみると、量は問題ありませんでしたが

かなり汚れている状態です。

まずはこれを健康な状態に戻さないといけませんね。

そのうえで再度テスト走行を行って症状がどうなるかを診ていきます。

と、ここで、少し不安を感じた方もいらっしゃるかもしれませんが

ATFがそんなに汚れている状態で交換してしまっていいの?

という疑問がわいてくるのではないかと思います。

実際のところ、その可能性がゼロではないと思いますが

そもそもそれが起きてしまうような状態であるということは

潜在的にAT自体に故障が発生しているということでもあるので

修理や交換など何かしらの対処が必要な状態であると言えます。

もちろんATFの状態と上記についての詳細はお客様にご説明したうえで

まずはATFの交換を実施させていただくという運びとなりました。

早速、まずはATのオイルパンのドレンを外してATFを抜いていきます。

かなり黒くてドロッとしたオイルが出てきていますね。

ATFはもともと透明感のある濃いピンク色をしているので

色だけ見てもかなり汚れと劣化が進んでいることが分かります。

ATのオイルパンを取り外すと、オイルパンの底にはドロッとしたスラッジが

びっしりと付着しています。

これがAT内部から出てきていると考えると、シフトショックが出ても

おかしくはないなと感じてしまいます。

そしてフィルターも外して交換していきます。

フィルターを外すときに固くて外れにくいこともあるので

バルブボディにダメージを与えないように注意して取り外します。

はい、これで一通りの部品は外し切りました。

この状態でもまだフィルターの取り付け穴やバルブボディの周りから

AT内部のATFがポタポタと垂れ落ちてきていますが

ここでしっかりと時間をかけてAT内部のATFを抜いていくことが重要です。

ここまで外したらすぐに新しいフィルターとオイルパンをつけたくなりますが

よりATF交換の効果を高めるためにも我慢してしっかりと抜いていきます。

AT内部にホコリや水分が入ってしまうと故障に繋がるので

そこはきちんと注意しながら抜いていく必要がありますね。

ATFが垂れてこなくなったらオイルパンのガスケットのあたり面と

オイルパンをきれいに洗浄しゴミや水分を完全に除去してから

新品のフィルターと合わせて組み付けていきます。

組み付けたら新しいATFを規定量まで充填してから一度温め

ATFの量をしっかりと調整していきます。

(場合によっては、上記の作業をもう一度行う場合もあります)

ATF交換後はテスト走行をして漏れが無いことを確認して交換作業は完了。

で、ATF交換をしてどうだったかというと・・・

今回は当初発生していた減速時のシフトショックが完全に消えました♪

場所、温度、速度域など色々と条件を変えて走行してみましたが

変速もいたってスムーズでショックも感じられず気持ちよく走れました。

今回のように、ATFを交換することですべてのシフトショックなどの症状が

きれいに改善するというわけではありませんが、

それでも明確なショック症状が改善したわけですから

それだけATFの状態がATの作動において重要だということですね。

ATは油圧で動く機械なのでATFは作動油としての役割がメインですので

当然と言えば当然なのかもしれません。

今回はシフトショックの症状が出てからATFを交換しましたが

本来は不具合症状の有る無しに関わらず、定期的に点検して

汚れてきたり走行距離や使用時間が伸びてきたら交換していく

というのが必要なメンテナンスですね。

車の整備、メンテナンスというのは

壊れたものを直すという意味ももちろんありますが

壊れないようにするという大きな目的がありますので

油脂類や消耗部品などはしっかりと定期的に交換しておきましょう!

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